3. 高額料金なら上手くてあたりまえ
さて、なぜ整骨院での施術が上手くないのか、ですね。
それは資格を取る際に受けている教育が、時代とマッチ していないから、です。
どゆこと?ですよね。
整骨院とは本来、骨折、ねんざなどを治療する医療機関です。
ですから、教育のカリキュラムも当然それに伴った内容に なっています。
ですから、足を捻ったときの処置なら学んでいますが、理由 の分からない腰痛や肩の痛みなどへの対処は、カリキュラム には含まれていません。
しかし、一昔前は町に整形外科クリニックも病院もあまりなく、 けがをしたら近所の整骨院に行く人も結構いたわけです。
ですから、客さんのニーズと整骨院の業務内容が一致して いたのです。
それが今では整形外科も数多くあり、けがのお客さんが整骨院 に行くことは非常にまれになってしまっています。
整骨院にきているお客さんのほとんどは、原因のわからない 慢性的な症状を治してもらいたい人なのです。
つまり学校で一切学んでいないことを、実際の業務では行って いることになります。
一方整体院の場合は、民間の資格ではあっても、慢性的な 症状への対処を中心に学んできています。
加えて保険の使えないデメリットを補うため、技術向上の 取り組みは整骨院よりも頑張っているようです。
高額な料金を支払ってもいいと思ってもらえる技術があって はじめて、お店が潰れずにやっていけるんですね。