8. うまい鍼灸師は10人に1人以下
きちんとしたレベルの鍼灸師って、一体何なのか。
という話は、 どんな鍼灸師なら頼りになるか、つまり治りにくい症状も治して くれるかを考える上で、とても大事なポイントになってきます。
でもこの話は、「きちんとしてない鍼灸師ってなんだ?」という 話をしたほうが分かりやすいでしょう。
きちんとしていない鍼灸師のやり方はこんな感じです。
患者さんに どこが痛いのかをきいて
「ここですね~」
とか言いながらその痛い 場所にプスッとはりを打つ鍼灸師。
あるいは
「肩がコルのはここですね~」
といいつつその場所にプスッ とやる鍼灸師。
「え?それってダメなの?そのやり方しかやっても らったことないけど?」
そんな声が一般の方から聞こえてきそうです。
まあね、ダメってことはないですよね、ダメってことは。
ただ一言で 言えば「低レベル」。
言いかえると「なんちゃって鍼灸師」。
そんな鍼灸師はそのお店では大きな顔をしてはりを打っているかも しれませんが、自分がそんなやり方しかできないなんて恥ずかしくて 他の鍼灸師には言えたもんじゃありません。
でもそんな鍼灸師がちまたで非常に増えてしまっています。
それは なぜでしょうか。そしてその恥ずかしいやり方は何がいけないんで しょうか。
そのあたり、また次回に。