36. 命功と性功

小周天について、ここまで書いてきましたが、 前回の記事で述べたように、パワーアップしても 人柄は変わりません。

まぁ、体が元気になった分、いろいろな事に 面倒くさがらないようになったり、 あまりイライラしないようになるくらいは あるでしょう。

でも、気功の訓練を通して人間関係を変えたい ということでしたら、小周天よりもやるべき 訓練があるように思います。

気功の訓練には

「命功」「性功」

という2種類の訓練があります。

前に出てきた「動功」「静功」 とはまた違った分類ですね。

「命功」の意味は肉体に対する訓練。

「性功」の意味は精神面に対する訓練

といっていいかと思います。

人柄を変えるにはこの 「性功」をやるべきでしょう。

「性功」の場合は精神への訓練法ですから、瞑想といいますか 座禅のような形が基本になります。

性功にもいろいろな方法があり、呼吸の数を数えたり 花の開く・閉じるをイメージしたりなど。

このサイトでは、天外さんの 「問題解決のための瞑想法」

をおススメしたいと思います。

この本にも、いくつかの瞑想法が紹介されているのですが、 特に親への感情を開放する方法なんかは誰にでもおススメできます。

人間関係の基礎は親子の関係ということから、 親への思いを変化させると、人間関係全部が変わってしまう ようです。

方法もとても簡潔で

「眼を閉じて、目の前に父・母が座っているようにイメージする。 そして、父・母へ言いたいことが思い浮かんでくるまで待つ」

というものです。

最初は潜在的に親にどんな感情を持っているのか 思い浮かんでこないかもしれませんが、続けていると 自分では思ってもいなかったような親への思いが でてきます。

親子関係が良好な人でも、いろりろな感情が潜在的には あるようです。

詳しくは本を参照して、ぜひ一度やってみてください。

37. 悟りってなんだ?

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