40. 悟りってなんだ?パート4

さて、プンジャジさんのおっしゃる方法。

それはとにかく、とてもシンプル。

「何かすることを全部やめる。見ること、聞くことなど感じる ことも全部やめる。考えることもやめる。つまり何もせず静かにしている。 それでもなお、あなたの中に残るもの、それがあなたの本質」」

これだけ。

いろいろな物事において、本質って結構シンプルなものですが、 このシンプルさはまた格別ですね。

さて、この訓練というか、何もしない、感じないことへの集中の 意味はどこにあるのでしょうか。

彼がいうには、苦悩・抑圧・争い・恐怖などいろいろな問題が起きる もっとも根本的な問題は、

「自分と他者、まわりの環境が同一の存在ではないという認識」

から始まっている、とのこと。

確かに確かに。で、

「何かを見たり、判断したり、想ったりという行為はすべて、 自分と対象物とが別々のものという二元論的な認識のうえに 成り立つものである。

であるから、あなたはわたし、世界はわたし、という認識に 至ろうとするなら、これらを全部やめる必要がある。

そしてその状態になったとき、真我(悟り)への扉は開かれる」

といったような教えです。

ふーむ、なるほど。全部やめればいいんですね。ひゃー。

ところで、プンジャジさんの本を読んでいると、 終着駅に到達した人の言葉の重さというか、凄みの ようなものを感じてしまって、とても厳粛な気持ちに なってしまいます。

さすがに、と感じてしまいますね。

つづき、また次回に

41. ラマナ・マハルシの方法論

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