41. ラマナ・マハルシの方法論

ブンジャジさんの教えについて、前回まで ご紹介しました。

「覚醒の炎」をよんでみると分かるのですが、 いろいろなテーマが結構ばらばらの順序で でてくるので、頭の中も分かったような分からない ような、まとまりに欠ける感じになってしまう ような気がします。

そこで、多岐にわたる内容をテーマごとに 整理してくれている書籍があります。

「あるがままに―ラマナ・マハルシの教え」

という本です。

ラマナ・マハルシというひとは、プンジャジ さんのお師匠さんです。

人によって、プンジャジさんの言葉のほうが 分かりやすいと感じる人もおられるようです。

ただ、心理学の専門家で思想家の ケン・ウィルバー氏によると、この領域へのヒンズー教 指導者の著書として、

「ラマナ・マハルシのものを超えるものは無い」

とのこと。

「あるがままに」は本人の著作ではありませんが、 実際に読んでみると、とても分かりやすく真我(悟り) について書かれています。

プンジャジさんの言葉をまとめた「覚醒の炎」 を読んで分かったつもりになっていたところも、 この本を読んでみると、もっと深い意味があることが わかったりします。

たとえば、

「自分とは誰か?」

と自分に問うことが大事という話がプンジャジさんの 本のはじめにでてきます。

分かったような、分からないような感じがしてしまうかも しれません。

そんな記述について「あるがままに」を読んでみると

「何かを感じてる自分、何かをしている自分、それが誰なのか にいつも意識を向け続けることこそが、真我への道。」

つまり自分の外の世界に意識を向けていては、 自分の本当の本質がつかめない、ということが分かりやすく 説明されていたりします。

そしてまた、決定的に重要と思われる記述もあるのです。

そのあたり、また次回に。

42. ラマナ・マハルシの助言

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