「自由はない」は本当か

「他の選択肢はない」

という話をしてきました。

でも

「そんなことはないよね」

と思う人も少なくないと思います。

そこで、一つ実験があります。

「他の選択肢もある」

という認識は、自分の選択が自分の表面的な 意識の部分で変更できるということです。

「やっぱこっちだね」

ってことですね。

もし、それが可能なら、まさに選択肢は無限で 自由な生き方ができます。

でもやってみてください。

「嫌いなあの人を好きになる」

できるでしょうか?

逆に

「好きなあの人に興味がなくなってしまう」

自分の決断でできるでしょうか?

とても困難ですね。

もしいろいろな判断を自由に変えられるなら、 世の中色々な事件は起こらずに済むのではないでしょうか。

「やばいやばい、こんなことしちゃいかんよね」

というところで踏みとどまれない状況があるのですね。

あなたの生き方は、本当にあなたが選んでいるのでしょうか?

それとも、自分が変更できないプログラムのようなものが 潜在意識下でいつの間にか選んでしまっているのでしょうか。

例えば食べもので、好きなものと嫌いなものがあるとします。

そこで、なぜ好きなのかを聞かれると、食感だとか香だとか、 いろいろな説明ができます。

好きなものの共通点を探して、こういった傾向のものが 自分は好きなんだというのもわかります。

でも、なぜそれが好きなのか本当の意味では分かっていない のではないでしょうか。

好き嫌いの判断は自動的に先にやってきます。

その感情の解釈はあとになって考えたものです。

表面的な意識で、自分の選択肢を変えられない理由が ここにあります。

自分の判断・選択について、それしか選択肢はなかった と考えたほうが、シンプルに生きていけるかもしれませんね。

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