できない時に自分をよく責めていませんか?
リハビリにつきものなのが、前進と後退ですね。
特に新しいステップや環境に挑戦する時に起こりがちですよね。 挑戦してみては、失敗して、くよくよしてしまう。 できない自分を責めたりしていませんか?
経験上ですが、誰かを基準に置いてしまっている時に限って、 できなかった自分を責めてしまっているような気がしますね。
例えば、規則正しい生活をして、生活リズムをつけていく状況 になった時、朝おきられなかったら、こんなこともできないの? って自分を責めたりしますよね?
これって、他の人はきちんと 朝、起きられているという比較があるからですよね?
他にも、新しくデイケアに行くことになった時や、訓練する場 に行くことになった時とか、アルバイトに行くことになった時 など、状況と環境によって幾度となくやってくると思います。
また、新しいステップや環境に自分の身を置くことが、できる ようになったけれども、思うように動けていない時についても、 自分を責めてしまうことがあるかもしれません。
これらは全て、誰かを比較対象にしているからだと思います。 後々になって思ったことですが。
つまり、毎日続けられている人を基準においているんです。
それができて当たり前の人を基準においているんです。
現に、普通にしている人が目の前にいるから尚更。
そしてそれは、そういうことが出来て当たり前の自分という、 絶対的な基準を自分の中に作ってしまうことになり、作られた もう一人の自分が、他の誰でもない、比較対象にしている誰か ということになるのです。
そう。あるべき自分を勝手に作って 自分で自分を縛り上げているのではないでしょうか?
誰かと比較してできていないこと。自分ができないからって、 これって本当の意味で、失敗というのでしょうか?
前に進もうと試行錯誤しているだけで、失敗ではないでしょう。 こんなことで自分を責めないでください。