16. 自分の気持ちは誰にもわからない
自分の気持にもっと共感して欲しい。
自分の気持ちをもっと分かって欲しい。
本当に自分のことを理解してくれる誰かが欲しい。
こんなに苦しんでいるのに。どうして?こんなに頑張っているのに。どうして?
こんなに悲しんでいるのに。どうして?
周りの人に、もっと自分の気持ちを分かって欲しい。 そんな状況に陥ることありませんか?
必死に頑張れば頑張るほど。辛さを堪えれば堪えるほどに、 メラメラとこみ上げてくるこの感情。
でもそんな気持ちがこみ上げてくるほど、周囲と上手くいかない。
待っているのは、取り残された自分の気持ち。
人間は、相手がどんな気持ちかを、自分の心で推し量りますが、 それはあくまでも、自分の心で想像した結果の推量なんですよね。
だから、全く同じ経験をしない限り、真意はわからないもの。
健常者にとって、車椅子の生活をしている人の真意はわからない。
車椅子の生活をしている人の中でも、上半身が動かせる人には、 五体不自由な状態にある人の真意はわからない。
またはその逆で、 五体不自由な人は、上半身だけ動かせる人の真意がわからない。
精神疾患を抱えた人にも同様のことが言えます。
しかも精神疾患は、症状が人それぞれ、千差万別であるだけに、 わかりあえる接点が少ない分、より孤独を感じるのかも。
自分が逆の立場なら、同じようなことをしているはずです。
自分の本当の気持ちを分かってもらえるのは、自分なんです。
障害という事実を背負って、いつも笑顔の方は本当に強いですね。