冷え性には二つのタイプがある

冷え性に悩んでいる方はとても多いですね。前回まで 循環の改善について書いていたので、ついでにふれて おきましょう。

冷え性には二つのタイプがあるのです。

それは

「熱量の足りない人」と「循環の悪い人」

の二つです。

循環の悪さから説明しましょう。

体の熱というのは、基本的に内臓から大部分が 生み出されます。

筋肉から大きく熱が生じるのは運動しているとき だけです。

ですから、じっとしているときに体温を維持して いる熱は内臓の働きによるものです。

この熱を、心臓や胸郭の動きによって手足など 体の隅々にまで送り出しています。

このとき、胸郭の動きが悪い人は十分に体液を 循環させることができず、胴体に熱が残り、 手足が冷たくなります。

このタイプの人は、胸郭の動きを改善すると 冷えもなおってきます。

あばら骨を緩めてくれる治療院を探すと 手っ取り早く改善してくれるでしょう。

もう一つのタイプは、そもそも熱の生産が足りない 人です。

このタイプの改善方法は

「タンパク質をたくさん摂ること」

と、結構シンプルです。

これはタンパク質の消化吸収の際に 大きな熱が発生することで得られる効果です。

この解決方法から原因を考えると、タンパク質の 吸収が体質的に下手な人、と言ってもいいかもしれません。

タンパク質の吸収の下手な人ですから、基本的には 細身の人がおおいのではないでしょうか。

さて、高タンパク食という話がでてきました。

これは「ノンカーボンダイエット」のキーワードでも あります。

つづき、また次回に。

46. 糖質制限は健康にいいのか?

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