35. 整骨院の運営困難な状況

整骨院での保険適応の状況などについて書いてきました。

つづきです。

捻挫や骨折などをしたとき、はじめに行く医療機関はどんな ところでしょうか。

普通は整形外科クリニックや総合病院でしょう。

ですから、整骨院の本来のお客さんが整骨院にくることは、 ほとんどないと言っても良い状況になってしまっています。

スポーツをしている人に集客を特化している整骨院では、捻挫など けがも多いところはあります。

でも普通の整骨院のターゲットはお年寄りの痛みのある人や単に こりのある人、若い人でも単に疲れている人や そして、どこに行っても治らない慢性の痛みのある人です。

つまり、本来保険が適応できな人たちです。

そんなお客さんに 保険を適応していても、一昔前ならおとがめなしで保険分が 支払われていました。

しかし、保険制度の維持も難しいくらいお金が足りない時代 になったいま、保険請求への審査も厳しくなっています。

せっかく施術して保険を請求しても、支払ってもらえないことが 非常に増えてきています。

そして、慢性的な症状やたんなるこりの場合に整骨院でサービス を受けないように注意する通知も保険者 (保険で支払われる分の料金を医療機関に支払う組織)が 力をいれてやるようになりました。

つづき、次回に。

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