31. 簡単に意守する方法

例えば印堂に気を集めようとするとき、 そもそも印堂に意識を集中できないという場合も あります。

人によって、気の高まっている場所に違いが ありますが、だれでも気がほとんど流れていない ような場所が体にはあり、そんなところは意識を 集中させることはとても困難です。

そんな時はまず、指でその場所を強く押します。

当り前ですが、指を離した後もその場所には 押さえられた余韻が感覚として残りますね。

その余韻を頼りに意守すれば良いのです。

何度もそれを繰り返していると、初め意守できなかった 所もだんだんと簡単に意守できるようになります。

指で押さえる必要もなくなります。

そうやって、意識を集中させることのできない場所を、 小周天のルートのどこにもないように訓練していきます。

小周天のルートのなかで、先に気を集めた方が良い場所が いくつかあります。

ツボの名前でいうと

百会・だん中・気海・会陰・命門・玉枕・印堂

がその代表。

それがなぜかというと、全体の流れを良くする効果が 大きいから。

これらの場所の気感を高めつつ、印堂から気海までの ルートをまず通していく。

そしてまた丹田のパワーもさらに上げていく。

いやー、本当に根気のみ必要とされる地道な訓練。

特別センスに恵まれた人以外は、こんな訓練の先に 栄光が待っているんですね。

大変ですねぇ、しかし。

32. 点をつないで線にする

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