7秒ゆらすだけで・・・、というセールスポイントで発売された
GP法マスタープログラム。
古武術からヒントを得たという整体技術ですが、みてみると
本当にはっきりとそれがわかる内容です。
圧痛と筋肉の硬さの変化さえ検査できれば使える技術で、
誰にでも簡単に、という構成です。
実際に使ってみると、確かに短時間で筋肉を緩めることができます。
このテクニックを使うか使わないかは、単に好みの問題という
ことになるかもしれません。
僕の場合は、関節を「きめながら」行う手法がなんとなく気が進まない
のですが、特に整体の初学者にはすぐに使えて重宝する方法だと思います。
この技術で残念と言えば、
「何が症状の原因なのか?」という検証をすっ飛ばして
施術をはじめることくらいでしょうか。
まぁ、DRTもそうですし、こまかくその点を追求していく手法のほうが
マイナーな部類に入ってしまいますね
。
全身の筋肉の圧痛と硬さの変化を指標に全身的に緩めていく方法というのは、
実際にはとても実用的で隙のない方法なのかもしれません。
一定期間そういった方法でやりこんでみないとその効果がどのくらいなのか
は分からないですね。
僕も手持ちの技術がなかったら、使い込んでみるかもしれません。
今回のテクニックには内臓や頭蓋に対しての手法もあるので、
かなり面白い内容だと思います。
無料の動画公開のときに、「基本的に症状がぶり返すことは
ないと考えています」
とおっしゃっていましたけど、そこまでの効果は期待できない
のではないでしょうか。
あと、整体の技術を発表されているかたで、テンセグリティ構造を
引き合いに出される場合があるんですが、このモデルを治療にあて
はめるなら、一番最初に問題が生じて、ほかの部位にも問題を引き起こして
いる所はどこなのか?を突き止めるて、そこを解放することで全体も
自ずと改善するという流れが自然だと思います。
それをせずにいろいろなところを攻めていって体の状態を変えていく
のは、手法として理論とマッチしていません。
独自の手法に無理やり理論的な部分を付け加えなくてもいいように思います。
「なんでか分らないけど効くんです!」
じゃあダメなんですかね、やっぱ。
ごく短時間で効果をだせる方法として MB式整体も
ネットをにぎわしています。
ぜひ確認してみようと思います。