40. 効果を売り物にするお店
一回いくらのお店と何分いくらのお店、どちらがおススメでしょうか。
料金の設定の仕方から、そのお店が何を商品にしているか、という ことが分かる部分もあります。
一回いくらというお店の場合、症状を改善する効果を売り物に していることは、まず間違いありません。
効果を売り物にしているのですから、時間がどのくらいかかる かは、関係ないことになります。
痛い人にとっては痛みが減ることが一番大事ですから、 効果があれば3分でもいいのですね。
でも、痛みを消してもらうことに加え、施術してもらう心地よさも 楽しみたいと言う人には、ある程度の施術時間があったほうが いいかもしれません。
ただ、痛みをとることだけを考えるなら、一回いくらというお店 のほうが、症状を治していけることが多いでしょう。
それは、何分いくらというお店の場合、かかった時間と労力を 料金としている場合が多いので、ひどい言い方をするなら
「なおらなくてもかかった時間の分は頂きます」
というような考え方もありますし、治らない場合には もっと時間をかけましょうという方向になることが予想される からです。
痛みに対する施術というのは、的確にやれるなら意外に時間は 短いものです。
ですから、上手い人がやれば短時間で済み、へた がやるとどれほど長時間やっても大きな効果は得られません。
ですから時間のかかった分をお客さんに請求するのは、 術者の至らなさで時間がかかった分を、お客さんに請求する考え方 と言ってもおかしくはないのです。
つづき、また次回に。