48. 実は整体と鍼灸のかけもちは・・
慢性痛に鍼灸は効くけど、ある段階になると関節・骨格への 整体的アプローチも必要という話をしました。
つづきです。
鍼灸の痛み改善のしくみは、 まず内臓へのエネルギー的アプローチで、内臓のバランスを整える。
すると、筋肉のバランスも整う。
そして、症状も改善する、 という順番です。
でも、関節自体が悪くなっている場合、筋肉のバランスを 整えても、関節はなかなか回復していきません。
つまり、鍼灸ではなかなか改善させられない慢性症状も あることになります。
では、おかしくなった関節を直接改善できる整体の方が やはり慢性痛には効くのでしょうか。
じつは整体での改善にも課題があるのです。
整体の場合は、痛みの始まりは筋肉の問題と認識している 術者が大部分です。
ただ、鍼灸と違い、内臓の問題を考慮しないので、なぜ 筋肉に問題が生じるのかはあいまいですし、筋肉の 機能不全を回復させられない場合もよくあります。
ですから、整体と鍼灸を同時にうけることが、実際には 改善への最短距離とも言えるのです。
内臓・筋肉・関節(骨格)の全ての調子を取り戻せば もう改善しない理由はありません。
ただ、二つの良いお店を探さないといけないので、 そこが大きな問題かもしれません。
確かなお店を一つづつ探していきましょう。