19. ゴールデンタイムをのがすな
特に若い人の世代で顕著なのが寝る時刻の深夜化。
夜12時までに寝ていない人も、普通になってしまっています。
飲食店などで子供を深夜に見かけることも珍しくありません。
でも、夜更かしというのはもっとも不健康な習慣と言っても いいくらい体には負担が大きいものです。
実際、病院での就寝時刻はだいたい午後10時頃、病院に よっては9時代というところもあります。
ではなぜ、そんなに病院の就寝時刻は早いのでしょうか。
これにはきちんとした理由があり、それはホルモンの分泌の サイクルを考慮したものです。
午後10時~深夜2時の間に分泌される成長ホルモンは 寝ている場合にだけ分泌量が多くなります。
ですからこの時間帯に寝ている人の方が元気よく生活 することができます。
逆に深夜2時くらいまで起きている人は、自分では気づいて いなくても、体がとても疲れやすい状態になります。
深夜2時から朝遅くまで寝ても、あまり体は元気になりません。
寝る時間帯が大事ということです。
東洋医学では、夜更かしは特に腎臓を疲れさせます。
ですから、その疲れと関連のある腰痛になりやしかったり、 性的にもとても弱くなります。
東洋医学では腎臓の元気良さはアンチエイジングに最も 大事なこととされているので、どんな人にも早寝の習慣は 大事といってもいいでしょう。
腎臓の元気良さは他の臓器の元気良さも引き出します。
ですから、早寝は一番効果のある健康法なのです。