31. 治りすぎてはやらないお店

技術が良すぎて流行らないお店があるという話をしました。

つづきです。

「体を治しきる術者」

というのは本当にすごい技術です。

「治しきる」というのは、1度よくなったら同じ症状 は長期間出てこないということです。

場合によっては それきり一生でてこないこともあります。

普通の技術者で腕の良い人は

「改善はさせられるけど、一定期間 が過ぎたり、体調自体が悪くなった時、また症状がでてしまう」

といった程度の効果が精いっぱいです。

その効果の持続する時間が長ければ長いほど技術が良いということに なります。

この場合、体の本当に問題のあるところにアプローチ していなくても、ある程度の効果は出せます。

それと比べて完全に治しきるには、本当に問題のあるところを、 問題のほとんどない状態にまでもって行かなくてはいけません。

これには非常に高い技術が要求されます。

この領域のことが できる術者には、何十年前に捻挫などで痛めてからずっと調子の わるい場所(部位)でさえ、治してしまえるひともいます。

まさに神がかりです。

しかし、すぐお客さんが治ってしまうので、いつもお客さんが たりません。

そんな術者の中には、

「自分の技術が足りないからお客さんが増えないんだ」

と勘違いして、 値段もあげず運営している方も非常にまれですがおられます。

そんなお店は値段を上げてもお客さんは全く減りません。

ぜひ、値段をあげて欲しいものです。

そして、そんなお店こそ、集客に力を入れて、みんなの症状を 治してもらいたいものです。

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