一万枚のレントゲン画像から、骨の歪みの共通点を見つけ出し、
その共通点から導き出したというこのテクニック。
何しろ、非常に分かりやすいです。
おそらく、これ以上分かりやすく施術法を組み立てるのは不可能
でしょう。
実際に使ってみた感じでは、頸椎に関してはかなり使える
ように思われます。
五十肩はどうでしょうか。
今治療に来られている方に使ってみた感じでは今一つ
のようです。
五十肩の場合は、症状もさまざまなので、仕方ないようにも
思われますし、僕の実施の仕方がまずかった可能性もあります。
手首の症状や腱鞘炎の場合に使う、舟状骨の調整はなかなか
いいのではないでしょうか。
実際に患者さんに試したわけではないのですが、手根骨の解剖や
施術を得意としている人はあまりいないとおもうので、
一つの参考になると思います。
ただ、動画の中で舟状骨の触診についてに説明があるのですが、
実際に患者さんの手でデモをするときになぜか場所が間違って
いました。
まぁ、舟状骨に触れれば問題ないのですが、ご愛敬ってところですか。
足関節のテクニックも、特別目新しくはないですが
効果はでるように思われます。
このテクニックに関しては、理論的な背景などはないので、まさに
試行錯誤の中から見つけ出した方法ということになるでしょう。
たとえば、「牽引を緩めないでいじしたまま・・・」
といったポイント説明があったりしますが、なぜ牽引をしたまま
なのかといった説明もあったら有難かったかも。