仙腸関節へのアプローチで、短時間に劇的な効果をだせるという

このテクニック。

 

このテクニックが本物なのか?と問われれば、間違いなく

本物です、と答えられる内容です。

 

でも、そんな大きな効果を出すには、上級レベルの

仙骨の前上方すべり(AKAでの操作名)という操作が不可欠です。

 

なぜこの操作がそれほどまでに効果が高いのかといえば、

DVD販売ページにもあるように、脳脊髄液の流れを

改善して、脳の機能にまで与える影響が大きいからです。

 

しかしながら、この操作が簡単か?といえば、NO

ということになるでしょう。

 

僕は20年ほど前に友人何人かとこのテクニックを非公式に

ある理学療法士の方にならったのですが、いまでも使っているのは

おそらく僕だけだと思います。

 

繊細な骨の操作になれていない人には、かなり習得が困難なのが

実情です。

 

なにが困難なのかというと、仙骨が動かせているのかどうかが

微妙すぎてなかなか感じ取れないことによると思われます。

 

それでも、あきらめずに正しい方法で訓練すれば、おそらく

だれにでもできるテクニックでしょう。

 

地道な取り組みが必要だとは思いますが。

 

田代氏のように凄腕にまでなれる人は、地道にやっても

かなり限られた人だけとも思われる、センスの問われる

テクニックだと思います。

 

というわけで、初心者向きとはいえないこのテクニック

ですが、だれにでも簡単にできるテクニックもあり、ステップ

アップしていくことを念頭に取り組むといいと思います。

 

このテクニックが、セールストーク通りに、どんな症状でも

根治できるかというと、できないというのが僕の意見です。

 

例えばアメリカの手技療法においても、頭蓋仙骨療法とか

S・O・Tとかいうものは、仙骨と頭蓋骨がセットですよね。

 

加えて、仙骨よりも頭蓋骨の方が、より脳への影響力を

もっていることは推測しやすいことです。

 

それでも、短時間でこれほどの効果をだせるテクニックが世の中に

それほど多くはないこともまた確かです。

 

取り組んでみる価値はあると思います。

 

あと、独創的なものかどうかといえば、AKAというメジャーなテクニック

の後塵を拝すということになるので、「開発者」というような

キーワードもあてはまらないように思われます。

 

ただ、別の記事でも書きましたが、AKAを習える環境にある人は

整体業界にはほとんどいないという状況なので、このテクニックも

おススメです。