4. 日光と書物を友達にする方法
薬が効いてきて、十分な休息がとれると、外出が目的になる時期。 テレビでも病院でも言われていることが、規則正しい生活。
そして、日光を浴びること。つまり散歩ですね。
何も予定が入っていないのに外出しなくてはいけないという義務。
しかも規則正しい生活をしながら。 これが案外難しいものなんですよね。毎日となると・・・。
まず、予定が入っていないので、朝起きられない。
次に、やっと出かけたとしても居場所がわからない。
始めのうちは公園なり近くの施設なり、なんなりとありますが。 季節も暑かったり寒かったりで。 規則正しい生活が苦しくなってくる。
始めは、規則正しい生活に全く縛られることないと思います。
ただし、日光は部屋の中でも良いので毎日、浴びるべきです。
あとは外出したければ、すごく近場をぶらり程度で。 そして、何日かに一日だけ、少し遠出の予定を作って実行する。
毎日義務的に生活を作るより、このほうが効果的ですね。きっと。
とはいえ、日々の時間だけはある生活をしているわけですから、 何もしないわけにもいきませんよね?
そして時間を埋めようと、やはり何かを模索し始めるわけですが、 この時に、図書館を利用したり、本屋さんに行ったりして、 読書をされる方、結構いらっしゃると思います。
そんな時、HOWTO本なり、自己啓発本なり、資格の本なりが、 とても読みたくなると思いますが、あえて無視して下さい。
何故なら、健全でない頭で何冊読もうと、糧にならないからです。 むしろ妄想ばかりが膨らみ、現実とかけ離れていくだけです。
こんな時は、旅行、料理等の五感に刺激のある本がお勧めです。
そんなわけで、リハビリの第一歩は、 規則正しさよりも、五感を刺激する練習と考えてみては如何ですか?