篠崎氏の新たなDVDがもうすぐ発売されるようです。

 

表題のDVDは何年かまえに出されたDVDですが、印象深かった

のでレビューします。

 

頭蓋仙骨療法の一つのジャンルに、

「バイオダイナミクス」というものがあります。

 

頭蓋骨へのアプローチは、アプレジャー氏の組立てた

「メカニカルモデル」で行っている人が多いと思うのですが、

そのモデルと比べると、もっとエネルギー的な施術と言って

いいかもしれません。

 

バイオダイナミクスにおいても、施術方法は一定の幅をもっている

ようですが(つまり施術者によってスタイルの違いがある)、

この手法において「無為の為」という考え方があります。

 

これをどう説明すればいいのかわかりませんが、おそらく

「意図してなにもしないことが、必要なことを(全て)することになる」

というような意味かと思われます。

 

施術においては、「何もしない」ということで、何かを感じとりながらも、

施術者が積極的な操作はしないということになります。

 

なにもせずに単に頭蓋を持って待っていると、勝手に患者さんの体が

変化を起こしてきます。

 

そしてその効果は、下手な術者の行う頭蓋へのアプローチよりも、

ずっと大きなものになってしまいます。

 

さて、篠崎氏のDVDには、この仕組みを使った施術が収録されており、

おそらく今回のものも、同じ理屈に従った内容かと思われます。

 

実はDVD購入者にはセミナーへの勧誘もあり、実際に行ってみたところ、

ある意味衝撃的な内容で驚きました。

 

内容は完全には明かせないのですが、DVDの内容をあるグッズを使って

やると、とんでもない変化が体に生じます。

 

そしてその変化は、初心者でもだれでも出すことが可能なグッズ

なのです。

 

そのグッズはレンタル方式で、なかなかの費用が発生しますが、

とにかく稼げれば良い、という施術者には最適のグッズかもしれません。

 

セミナーはグッズの販売が目的のもので、一万円も払いながら

内容はほとんどありませんでした。

 

僕の場合は、自分自身を施術の中で成長させたいと思っていますし、

おそらくそのグッズをもってしても達成できないような施術を

将来できるようになりたいと考えているので、そのグッズの導入は

見送りました。

 

そのグッズを使えば、普通の施術者が一生頑張ってもできるように

ならないレベルの施術ができてしまうかもしれません。

 

そのグッズを手にすると、自分の手だけの施術効果が色あせて見え、

今以上に技術を上げる努力ができなくなるかもしれません。

 

実際に使ってみていないのではっきりとは分かりませんが、

まさに恐るべし、といってもいいアイテムではないでしょうか。

 

何のために仕事をするのか、という部分を再度考えてみて、

導入を判断されたらいいのではないかと思います。