21. 変性意識プラス意念
意念を用いるときに緊張してしまっては ダメと言う話をしました。
続きです。
ではどうすればいいでしょうか。
この解決には、初心に帰って、スワイショウの 目的から考えてみればわかる人もおられるでしょう。
そう「変性意識」でしたね。
変性意識は、どこにもピントが合っていない、 緊張や集中と逆の状態でしたね。
意念を用いる時、この変性意識を維持しつつ 意識の集中も同時に行うといいのです。
え?そんなことが可能なの?
そうですねぇ、ズバリ言って慣れれば簡単でしょう。気功の訓練になれてくると感覚的に分かってくるのですが、 変性意識の時の脳の感触といいますか、雰囲気、この状態を よく覚えておきます。
そして意念を用いて気を操作するとき、この脳の雰囲気を変化 させないように維持しながら、そのなかで意識の集中もやっていきます。
すると、気の操作は簡単にできてしまいます。
ですから気功の教室などで、いきなり意念を用いるような 訓練はしません。
まずスワイショウや動功である程度体と精神をリラックスさせ、 変性意識かそれに近い状態で意念を用いる段階に進んでいきます。
ということで家で訓練する時も、慣れるまではいきなり意念を用いる 訓練はせず、しっかりリラックスした状態を作るようにしましょう。
そうしたことを繰り返しやっていくと、自然と意念を用いる コツがつかめてくるでしょう。
つづき、また次回に。