太極拳実践者が気を感じない?
太極拳やヨガをやっている人の中にも、気を感じ取れる 人はとても少ないという話をしました。
続きです。
それは一体なぜでしょうか。
それは、体を動かすことに意識を集中させていて、 気へ意識が向いていないからです。
つまり体を動かしていると、感じにくい気へ意識を 向け続けるのは困難だということです。
人はできないことを続けるのは嫌な生き物です。
逆に、上手くなっていくことをやるのは大好きで しょう。
ヨガや太極拳は動きがありますから、気が分から なくても動きを上達していくことはできます。
気を感じながら~と考えてはいても、感じ取れない ので、つい体の動きに意識が集中してしまう。
それって、だれでも普通はそうなるのです。
でも、気功を自分で上達していこうと言う人は それではいけないでしょう。
そこで、気の向かない訓練、できないことに取り組む 訓練が必要になります。
気を感じる訓練をする際、一番簡単なのは
「体を動かさないでやる訓練」
でしょう。
前にも書きましたが、体を動かせば動かすほど、 気を感じ取るのは困難になります。
逆にじっとしながらやると、一番感じとりやすい 状況で訓練できます。
ですから、動向にあとに別に時間をとって、 気を感じ取る訓練をする、というわけです。
この感じ取る訓練をするかどうかで、気の 独習が上手くいくかどうかが決まってしまいます。
それはなぜか。
つづき、また次回に。