20. 意識の集中がエネルギーを乱す

いわゆる「丹田」に気を集めてためこむ操作をするときに 問題がおきやすいという話をしました。

続きです。

三円式タントウ功でもって下腹に意識を集中させます。

これが上手くいけば、下腹は充実し、全身のエネルギー状態は とても安定します。

「腹をきめる」とか「肚がすわる」といった表現はここからきた もので、つまり下腹に気が集まった状態が良いとするものです。

ただ、自分でこの訓練をするとき、逆に気分がわるくなったり、 頭痛、吐き気など、不快感にみまわれることがよくあります。

下腹にエネルギーが集まったはずなのになぜでしょうか。

こんな問題がおきるとき、下腹にエネルギー・気は集まっては いません。

では気はどこにいったのでしょうか?

気は下腹ではなく、頭部に集まってしまっています。

それはなぜでしょう。

それは「意識の集中」のやり方が間違っていたからです。

意識の集中を「意念」と気功では表現します。

この意念を用いる時、大事なことがあります。

それは「集中」しながらも

「リラックス」

しているということです。

ここが非常に難しいところです。

意念を用いるとき、とにかく一点集中で眉間にしわが寄るほど 必死になれば良いのかと言うとそうではないのですね。

意識を集中しようとやみくもに頑張ると、体に力が入り 意識も緊張してしまいます。

これが失敗の理由です。

ではどうやればうまくいくのでしょうか。

つづき、また次回に。

21. 変性意識プラス意念

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