丹田の表面でまず感じ取る

さて、変性意識を使いながら、立禅で下腹にエネルギー を集めていきます。

足をよく使っている人は、下腹にエネルギーが 集まりやすいでしょう。

そうでない人も、立禅を続けていくうちに、 徐々に足が鍛えられて行くにつれ、エネルギーも強くなっていきます。

気の感覚は人それぞれちがうので、自分の気の感覚が自分で つかみ取るしかありません。

ですが、手のひらを丹田にむけ意識を集中させていると、手のひらと 下腹の間に圧力を感じたり、温かく感じたりするひとは割合的に 多いと思われます。

訓練が進むにつれて丹田での感じ方も変わってくるのですが、 最初はヘソの下の皮膚あたりに気が集まるように意識するといいでしょう。

丹田の中心はもっとお腹の奥の方なので、徐々にそっちの 感覚が強くなってくる場合が多いと思われますが、気を感じやすい のは皮膚です。

ですから下腹の表面に強く気を感じるように意念をもちます。

ここで、うまくやるコツが2通りあります。

ひとつは、息をはく時だけ丹田に意念をむけて、吸うときは どこにも意念を用いないやり方。

もう一つは、じつはこれは慣れてくると自然と身について くる方法でもあるのですが、丹田に意念を向けながら、同時に 自分の周りの空間にも意念をむけるやり方。

この2つをためしてみて、自分に合っている方を練習していくと いいでしょう。

さて、この下腹への気のため込みまでくると、もうそれなりの レベルと言っても良いかもしれません。

ここからは、自分でどんどんうまくなっていくこともできるでしょう。

気の感覚がわかったら、そして意念の用い方も習得したなら、 もうあとこのサイトで教えられるのは、知識的な事だけです。

今後は気功の一つの奥義でもある小周天を中心に 解説していきましょう。

24. 丹田と小周天

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