動功(動気功)の目的は運動?

動功の目的の一つは体の動きで気を 誘導することだという話をしました。

続きです。

動功のもう一つの目的は、「気の流れ」 をよくすることです。

体には気の通り道のようなものがあります。

普段体を動かしていない人は、この通り道 がつまったような状態になることがよくあります。

そんな状態では気功の訓練による効果も得にくく なりますし、誘導する気の量を増やすことが できません。

それは、通りが悪いために気が消費されて しまうからです。

そんな理由で、気の流れをよくするのが 得策なのです。

また、気の流れの停滞は、気への感受性を悪く します。

つまり、気を感じにくくしてしまいます。

ですから、どんな意味においてもやったほうが いいのですね。

ここで、動功と単純な運動、またはスポーツ がどう違うのか?と思われるひともいるでしょう。

体を動かすだけなら、どんどん走ったり、筋力 トレーニングでも良いわけでよね。

実際、運動をしている人のほうが、気の流れは やはりいいのです。

でも、普通に運動している人の中に、気を感じ取れる ひとは、普通いません。

それは体を動かすときの「意識のむけるところ」 が動功の場合と違うからです。

スポーツの場合、体の動きそのものに意識を 集中させています。

動功の場合は体の動きに意識を向けつつも、 気の動きに意識を向けます。

そこに大きな違いが生まれるのですね。

つづき、また次回に。

8. 目的が違えば動きが変わる

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