32. ほとんど知られていないヨガの本質
呼吸法の目的は、肺の特性を利用して、心身の健康に 役立てること、という話をしました。
続きです。
一方でヨガや気功は、呼吸法も使うとはいえもっと奥深い 文化と言ってもいいでしょう。
その目的は一言でいうと
「宇宙と一体となること」
と言ってもいいかもしれません。
でもこれだと、なんのこっちゃわからん話ですね。
ではここから、ヨガ・気功においてどんなステップを ふんでその目標に向かって行くのかを説明していきましょう。
まず、ヨガと気功って全然別の文化だと思う人も 多いと思います。
ヨガはポーズを作ってやるし、気功って太極拳とかの あれでしょ、みたいな。
でも、目的や上達のステップには、あまり違いがない かもしれません。
ただその方法論が違ったり、使う言葉・用語が違うと いうだけなのです。
まず最初の段階では、ヨガも気功も体を使ったエネルギーの 誘導から始めます。
なぜそうするかと言うと、
「エネルギーってこれだよね」
といった感じでエネルギーを感じ取れない人にも、 体の動きやポーズを使う事でエネルギーを動かせるからです。
逆に言うと、エネルギーを感じ取れる段階に入れば、 体を動かさなくてもエネルギーを動かすことができます。
でも、最初は体からですね。
つづき、また次回で。