42. 頭蓋骨の良い状態はこんな感じ
頭のポンプの働きが十分なら、脊髄全体を良い状態 で維持できると書きました。
つづきです。
手や足などを動かしている神経はほとんど 脊髄から伸びているので、頭部のポンプの状態は 痛みにも非常に大きな関わりをもっています。
このポンプの状態は全身的な状態を表している と前回書きましたが、そのため体のどんな不調にも 影響をうけていると逆にいうこともできます。
ですから、どんな影響がこの頭のポンプの働きを 悪くするのかはなかなか難しい問題です。
精神の状態、内臓の状態、疲れ、緊張、そのどれもが このポンプに影響を与えそうです。
では実際に頭を触ってみた時に、どんな頭の状態が 好ましくないかみてみましょう。
一般の方には頭部のポンプの動きを感じ取れないくらい この動きは小さいので、動きで状態をみることは できません。
そこで、あたまの表面にでこぼこが多いか少ないか をまずみてみます。
頭の骨というのはサッカーボールのように、いくつもの パーツが集まってまるく形つけられています。
骨と骨が隣同士接する部分が押しつけられすぎると、 山脈のように骨のつなぎ目が盛り上がってきます。
これがさわるとでこぼこに感じ取れます。
骨のつなぎ目が盛り上がるほど押しつけ合っている という状態は、頭部に緊張がある証拠です。
ですから、でこぼこはあまりないほうがいいのです。
つづき、また次回に。