29. 元気な高齢者に共通の話題
たくさんの高齢者の方にお会いしていると、 その話の内容が3つに分けられるように思われます。
ひとつめは「ぐち」
これは若い人でもそうですが、だれも愚痴はありますよね。 言っても意味ないけど、だれかに言いたいこととか。
でもそれって、聞く方も話す方も楽しくはならないんです。
愚痴をいうひとは、いつも愚痴を言うのがくせになっている というか、自分がぐちを言っていることに気がついていない ということもよくあります。
話=ぐち
そんな人には近づきたくないです。
ふたつめは「過去の栄光」
これもよくあるパターンです。 中には、50年くらい前の結婚式の時の 写真を出会う人みんなに見せる人もいます。
でもさぁ、そんなのこっちは興味ないし、 なんていったら怒られますでしょうか。
他にはかしこかっただの、きれいだっただの、 運動が得意たったなど。
たまに聞いたり、初めて聞くことは楽しいですね。
でも、何度も同じ話はちょっと大変です。
その話はもう聞きました、とも言えないしです。
みっつめは「今現在の話」
といってもぐちではなく、出来事や楽しみの話。 じつはこれは、若い人に多い会話の内容です。
若い人には、新しい体験、楽しい体験、必死に 取り組む事が多いからです。
魅力的なお年寄り、元気な人も、この「今現在の 話」が多いのです。
このみっつめの話を中心に会話を展開できるお年寄り の人は、意外なほど少ないです。
ですから、若い時から今この瞬間を楽しむことを 大事にしたいですね。
そんな生き方が何十年後の自分を魅力的に、 みんながよってくる存在にしてくれるでしょう。