50. チャンスは目の前にこそ転がっている

無いものねだりをしてしまうことは誰にでもあることと思います。

特に、リハビリ生活の先にある未来については、いろんな事を想像 してしまうのではないでしょうか。こんなふうになれたらなと。

例えば、プロ野球の選手を引き合いに出しましょうか。プロ野球の 選手は、スターですよね。

とても華々しく、憧れる存在ですよね。

しかしスター選手はほんの一握りですよ。

甲子園に憧れる高校生の みなさんは、一生懸命に頑張って練習します。何万人という人達が 一生懸命に練習していますよね。

しかし甲子園に出場できる人達は ほんの一握りです。そこからプロ野球の選手になることができる人 は、またほんの一握り。

プロ野球の選手だけに目がいってませんか?甲子園に出場できた人 ばかりに目がいってませんか?

別にこれは、野球に限ったことでは ありません。

難関とされる資格試験もそうでしょう。更には、会社 における役職もそうかもしれませんね。

そんなこと、今更ここで説明されなくてもわかっている。多分そう 思われていることだと思います。

チャンスは確かに自分で掴み取るものです。

しかしそのチャンスは そんなに遠いところにあるのでしょうか?

そんなにも練習しないと いけないのですか?そんなにも勉強しないと、現実生きていくこと ができないのですか?

チャンスの意味をはき違えていませんか?

ここで伝えたいことは、あえて、自分の未来像を高く設定しすぎて いませんか?ということです。

夢を描くのは、もちろん大切なこと ですが、目の前の現実があってこその夢なんです。

この先どうしていいのかわからない。精神疾患から社会復帰するに あたって、誰もが考えることです。

しかし、この悩みを解決するの は、目の前を生きていくことだけなんです。

とりあえず社会とより 多く接していくことしかないのです。

ほんの些細なチャンスは目の前に転がっています。

まずは、些細な そのチャンスを掴み取ることが、次のチャンスに繋がるのです。

社会とより多く接すること以外にチャンスをゲットする方法は無い と思います。人は繋がりの中で生きています。

赤裸々な自分を受け入れる準備ができたら、あとは、等身大の自分 で繋がりを広めていく。

残念な現実が現れたとしても、それは次の チャンスの準備段階だと思って、チャレンジを続ければ、いつかは それらしくなってくるものだと思っています。

繋がりましょう。

51. 社会復帰するための下準備とは

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